子育てママ応援企業

佐古 優希さん(有限会社とーか)

有限会社とーか

「自分が働く姿を子どもに見せなさい」と実母からのアドバイス。娘は施設内託児所育ちでおじいちゃんおばあちゃんが大好き!

  • 事業所名 / 有限会社とーか
  • 業  種 / 介護・福祉
  • 雇用形態 / 正社員

どんなお仕事をされていますか

 大学で福祉について専門的に学んだ後、最初は違う施設で働いていましたが、こちらで小規模多機能型居宅介護事業が始まるときに、この事業の管理者として入りました。その後結婚し、出産で一時お休みをいただいた後、娘が1歳になる前に少しずつ、短時間から復帰しました。
 小規模多機能型居宅介護とは、デイサービス(通所)を中心に、ショートステイ(宿泊)や訪問介護を組み合わせ、利用者の方に、できるだけご自宅での自立した日常生活を送っていただくためにサポートをさせていただくものです。この施設では常勤とパートあわせて計13人のスタッフが専属で働いています。
 私は他のスタッフと一緒に、利用者の方お一人ずつへのサポートをするほか、管理者としてお一人お一人にあったケアプランの作成について専門のスタッフと一緒に考えたり、ご家族の方へのご報告やご相談をしたりするほか、スタッフの業務管理などもしています。

 

お仕事と子育てとの両立はどうされていますか

 時間が変則的ですので、どうしても、家族など、周りに協力してもらわないと続けられません。
子どもが小さい時には、忙しい、一緒にいる時間が短いなど、仕事を続けることについて悩んだ時期もありました。でも、そんなときに母に相談したら「私も協力するから、あなたは自分が働く姿を子どもに見せなさい」と言ってくれたんです。
 確かに、私の母もずっと働いていました。忙しい時には、夕食後にまた仕事に出かけていくほどで、私自身寂しい思いをしたこともありますが、それでも母に仕事を辞めてほしいと思ったことはなく、むしろそうしてがんばっている母は私にとって誇りでした。
 母のその一言で、私もしっかり頑張っていこう、と、もう一度覚悟を決めることができました。

 復帰に当たって、施設内に託児所があるのは何より安心でした。娘は今では小学生になりましたが、放課後や土曜日など一緒に来ては、入居者さんたちとの交流を楽しんでいます。
 生まれたころから知ってくださっている方ばかりで、おじいちゃんおばあちゃんがたくさんいてくださるようなもの。家でも入居者さんの話をしますし、娘の夢にまで出てきてくださる方もいるようです(笑)。娘にとっては、ここは自分の居場所の一つであり、お母さんの職場だという感覚はないかもしれません(笑)。

介護のお仕事の魅力を教えてください

 人が相手のお仕事なので、自分がしたことに対して喜んでいただけることがうれしいですね。利用者の方々やその家族、職員、いろいろな人との出会いがあるのも魅力です。
 私はもともとおじいちゃんおばあちゃんと住んだことはなく、どちらかというと苦手でしたが、なぜか迷うことなく介護の仕事を選び、やりがいを感じて今に至っています。
 介護の施設といっても、比較的軽度で自立した生活のご支援を行う私たちのようなところだけではなく、目的に応じて様々な施設があり、それぞれに魅力ややりがいがあります。
 わかりにくいとか、大変そうといったイメージを持たれる方も多い介護の仕事ですが、是非、まずは多くの方にこの魅力を知っていただけたらうれしいなと思います。

取材を終えて

 施設に最初に到着した時に、中で楽しそうにお話されている方がいるな、と思っていたら、それが佐古さんでした。利用者の方、スタッフの方と一緒に、笑顔で楽しくお話されていて、和やかな様子が外にまで伝わってきました。

 お母さまとのエピソードも素敵で、佐古さんのお子さんもきっと、そんなお母さんの姿を見てきっと何かを感じているんだろうなと思いました。同じ母として、自分のどんな姿を子どもに見せているか、これから見せていきたいかを考えるきっかけも、与えていただいた取材だったように思います。