子育てママ応援企業

池さん、藤井さん(株式会社ビークル―エッセ)

株式会社ビークルー エッセ

  • 事業所名 / 株式会社ビークルー エッセ
  • 業  種 / サービス業
  • 雇用形態 / 正社員

株式会社ビークルーエッセの業務部業務二課の池苗美チーフ(右端)、藤井めぐみチーフ(左端)にお話を伺いました。

 

 

どんなお仕事をされていますか?

【池さん】業務部で日常清掃現場を管理する仕事をしています。ひとり20〜40件の清掃現場を受け持ち、キャストさんたちの労務管理や清掃の作業品質の管理などをするのが仕事です。

【藤井さん】キャストさんが休む場合のシフト調整をしたり、同じ現場で働くキャストさん達が働きやすいよう調整役を務めたりしています。

お二人はどのようなきっかけで、こちらで働こうと思われたのですか?

【池さん】子どもが結婚して手が離れたので、また仕事に就こうと思いました。この仕事はハローワークで見つけ、過去にしたことがある営業や業務管理の仕事も活かせるかなと思って応募しました。勤務して2年半になります。

【藤井さん】私は、防府営業所で定期清掃業務のスタッフとして勤務していたのですが、子育てのため一度退職しました。その後、子育てが落ち着いたため1年間定期清掃業務のスタッフとして復職した後、約2年前に管理の仕事に移りました。

 

 

実際に働いてみていかがですか?

【池さん】働き始めて最初の1ヶ月間くらいは、研修でキャストさんと一緒に現場に行きましたが、お客様のいらっしゃる現場に伺う緊張感は想像以上に大きいものだと感じました。同じ現場でも状況は毎日異なりますし、思いもよらない事態が起こることもあります。そんなとき、キャストの方たちにとって、私たち管理スタッフの存在がどれほど大きいか、どれほど頼りになるか、というのを心の底から感じました。

そのため、キャストさんからのアクションには、タイムリーに対応することを心がけています。キャストさんが連絡してこられるのは何かサポートが必要な時ですので、対応が遅れるとそれだけで不安が大きくなりますし、お客様にご迷惑をおかけすることにもなりかねません。万が一電話に出られなかった時はすぐに折り返すなど、キャストさんの緊張感を私もシェアするように心がけ、日々体当たりでこなしています。

【藤井さん】私もまだまだついていくのが精一杯です。対応するキャストさん達は60代後半や70代の方もいらっしゃって、自分の親のような世代の方たちも多いです。「初めまして」の挨拶から打ち解けて信頼関係を築くまでは不安な時もありましたが、下手に飾らずそのままの自分でぶつかり、できる限り誠実に対応しました。信頼関係ができた今だからこそ、より一層、キャストさん達のおかげで仕事が成り立っていることを実感します。

 

やりがいを感じるのはどのような時ですか?

【池さん】やはりお客様から、清掃状態がすごくいいと褒められた時はうれしいですね。あとは、現場の困りごとに適切に対応することでキャストさん達に感謝された時。キャストさん達の気持ちは現場の状態に表れますから、そういう時はうれしいです。

【藤井さん】確かに、お客様からおほめの言葉をいただけるととてもやりがいを感じます。キャストさんとのコミュニケーションがうまくいって、「藤井さんのためにがんばろう」なんて言ってもらったりするのもうれしくて、もっとがんばりたいと思いますね。

それから職場のことではないのですが、子どもの「おかえり」という言葉にいつも元気をもらっています。

  

勤務時間などについて教えてください。

【池さん】会社の勤務時間は8時から17時までですが、私は早朝から始まる清掃現場を受け持っているので、定時前から業務にあたることもあります。早く出勤した分、早く終えて帰宅できる時差出勤制度があり、受け持ちの現場によって柔軟に対応できる仕組みになっています。

【藤井さん】私は中学3年生と小学5年生の子どもがいますので、定時に帰れるようにと心がけています。その分早めに出社して、色々情報をチェックしてから業務を開始するようにしています。普段は子どもより早く家を出て、子どもより遅く帰る生活ですが、有給休暇もきちんと取れますので、たまに平日に家にいられる時など、子ども達に「行ってらっしゃい」「おかえり」と言えることはうれしいですね。

コロナ禍で学校が休校になった時は、いち早くテレワークに切り替えてもらえましたので、子どもと一緒に家で過ごすことができ、とてもありがたかったです。

 

 

仕事と育児との両立のために工夫されていることはありますか?

【藤井さん】子どもの学校行事は、昼休み時間を調整するなどしてできるだけ出席するようにしています。それでも、全ての行事に出席することは難しいのですが、今は働いているお母さんも多いので、出席した人がL I N Eグループに情報を共有するなど工夫しています。

家庭の中では、子どもたちももう大きくなったこともあり、家事の手伝いはお小遣い制にしています。掃除やお米研ぎなど率先してやってくれていて頼もしいのですが、私が帰宅すると車の音を聞いて玄関まで出迎えてくれたりもして、まだまだかわいいです。それがまたモチベーションにもつながっています。

これから仕事に就きたいと考えている方にメッセージをお願いします。

【藤井さん】子どものことを考えて仕事に出るかどうか迷われている方はいらっしゃると思いますが、子どもは意外と対応できるものです!お母さんが一生懸命な姿を見せれば、それはきっと子どもにとってもうれしいことで、理解や協力をしてくれると思います。職場全体でも子育てしながら働く女性はたくさんいて、職場全体の理解もありますので、私にはとても働きやすいと感じています。ご自分に合う条件や雰囲気の職場はきっとあると思いますので、まずは積極的に探してみられてはいかがでしょうか。

【池さん】働く人に優しい様々な制度がきちんと整備されている職場なので、私のように子どもから少し手が離れたくらいの年齢からでも、フルタイムでも働きやすいと思います。働き始める前は、周りの人と同じようにきちんとした仕事ができるだろうかと不安に思う気持ちがありました。ですが、実際にやってみると、これまでの仕事の経験はもちろんのこと、子育てや家事を含めたすべての経験が生きてくるように感じています。

働き始める前の私と同じように感じている方もいるかもしれませんが、ぜひ安心して仲間になってほしいと思います。仕事だけでなく子どもや家庭のことも気軽に話せる人が身近にできるのは、楽しく心強いですよ。

 

取材を終えて

ひとり数十ヶ所の現場を受け持ってお忙しいお二人ですが、各現場で働くキャストさん達のことをしっかり把握し、誠実に接していらっしゃるのが印象的でした。最初はキャストさんとの関係構築に不安があったという藤井さんも、今ではキャストさんからお芋をいただくこともあるくらい慕われて良い関係のようです。キャストさんの気持ちに寄り添い、フレンドリーに接しながらも、「良い仕事をする」という目的のもとけじめある対応を忘れない、そんな姿がとてもかっこよかったです。きっとご家庭でも「毎日体当たり」でがんばっていらっしゃるのかなと思い、そんな姿勢に感化されました。