女性応援企業

医療法人おのクリニック

“あなたの、わたしの、まちの「イイな」“を実現するまちのクリニックです。「人生の最期まで住み慣れた場所で暮らせるまちづくり」を目指します
医療法人おのクリニック
女性応援ポイント
  • 業  種 / 医療業
  • 所在地  / 周南市大神3丁目12-1
  • 従業員数 / 18名(うち女性17名) ※2020年3月現在
  • ホームページ / https://www.ono-cli.jp/

医療法人おのクリニック 看護師長の仲子千恵子さんにお話を伺いました。

おのクリニックはどのような病院ですか?

当院は内科系のクリニックで、2007年に当地から徒歩5分程度の距離の場所で開業しました。その後、社会状況や病院に求められるニーズの変化などに対応してクリニックを進化させるため、2018年に現在の場所に新築移転しました。

地域の方が最後まで住み慣れた地域で暮らし続けることができるように支えていくことが私たちの使命です。体調がよくないときはもちろん、いつでも地域の方に気軽に立ち寄ってもらえ、医療や介護などについても気軽に相談もできる、「地域の居場所」になるような場を作りたいというのが院長の思いでした。

そのため、検査機器の種類を増やし、従来は周辺の大きな病院に行って受けていただいていた検査も当院で一通り受けていただけるようにしましたし、健康を維持するための栄養相談やリハビリテーションも受けていただけるようにしました。

また、誰もが立ち寄りゆっくりと過ごしてもらえるようにと、新たにライブラリスペースとカフェスペースを設けたことは、従来のクリニックにはなかった大きな特徴です。

 

ライブラリやカフェでは、具体的にどのような取組みをされていますか

 

ここライブラリは、木のぬくもりを感じられ、季節に応じたアロマの香りを楽しんでいただける落ち着いた空間になっています。健康や食、旅行、地域づくりといった多様なジャンルの本が並び、病院に来られた方だけでなくどなたでも自由に読んでいただけるほか、貸し出しもしています。絵本や木のままごとなどおもちゃもありますので、親子で、又はお友達と一緒にお子さんの遊び場として、ゆったり過ごしていただくのもおすすめです。

また、地域の方の暮らしに寄り添う保健室として、人が集い交流する公民館として使っていただきたいとの思いから、健康などについての勉強会や、コンサート、落語会など、様々なイベントも定期的に開催しています。

 

カフェでは、「元気スイッチ」という店名の通り、おいしく楽しく食べて元気をチャージしていただきたいと考えています。そのため、特にカロリー計算された病院らしい“治療食”のようなものではなく、レストランで修業されたシェフのこだわりの料理を提供しています。ランチタイムには、食事とおしゃべりを楽しみにおいでくださる地域の方でにぎわっていることをとてもうれしく感じています。

 

通常の病院よりもかなり幅広いいろいろなお仕事がありそうですが、スタッフの方のお仕事にはどのようなものがありますか

病院部門は院長、副院長を除くと18名(事務長、医療事務5名、看護師8名、技師2名、リハビリ補助員2名)で運営しています。カフェ部門は4名(シェフ、スタッフ3名)です。

院長と事務長、シェフ以外はすべて女性です。

 

資格について言うと、カフェ部門を除くと、全員が関係する何らかの資格を有しています。

リハビリ補助員の2名は、多くの方に応募いただけるよう、募集時には資格を有していることを条件とはしませんでしたので、採用時は資格がありませんでした。ですが、患者様とスタッフの安全のため、働き始めてから介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の資格を取得してもらいました。

ライブラリには専属スタッフは置かずに、私ともう一人が中心になって運営しています。看護師や技師など他の職種のスタッフも、興味があれば加ってもらい幅広い仕事をしてもらうようにしています。

 

 

勤務時間などの勤務条件を教えてください

勤務時間は、フルタイムの場合、水曜を除く平日は8時半から18時まで、水曜と土曜は午前診療のため8時半から12時半までです。

パートタイムのスタッフも半数程度おり、希望する年間勤務時間に応じて個別に勤務時間や勤務日数を調整しています。

残業については、診療時間が18時までのため、混雑状況によっては定時の18時には帰れないこともありますが、可能な人が順番で残り、他のスタッフは帰らせるようにするなど、できる限りスタッフに負担のかからない運営を心がけています。

 

また、有給休暇はフルタイムでもパートタイムでも時間単位で取得できます。授業参観で2時間だけ抜けるといったように、学校行事の際など多くのスタッフが活用しています。

 

 

 

勤続年数は長い方が多いのでしょうか

一般的に、個人病院は比較的長く務める人が多いといわれます。

当院も2年前の移転の際にリハビリ補助とカフェ部門のスタッフが増えましたが、その他のスタッフは移転よりも前からいます。私と事務の1名は開業当初からいますし、他にも10年ほど続けているスタッフも数名います。

 

長く勤めたくなるような雰囲気の良さを保つための工夫は何かされていますか

気持ちよくスムーズに働くためには、それぞれの部門内部だけではなく、異なる部門どうしでもしっかり情報を共有しておくことが大切です。

特に今のように新型コロナウィルスが出てくるなど、いろいろな状況が刻々と変化する中では、スタッフみんなで状況を共有し、協力し合っていくことが大切です。カフェスタッフも含め全員が集まるミーティングの機会を持つようにしています。

 

 

現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校になっていますが、お子さんをお持ちのスタッフの方のための対応は何かされていますか?

 

スタッフの年代は幅広く、小学生、中学生のお子さんがいるスタッフも多くいます。毎日長時間のお留守番では心配です。安心して働いてもらえるよう、お子さんたちを連れてきていいことにしました。但し、感染拡大予防のため、指定場所である会議室と休憩室からは出ないで過ごすことをお約束としています。

ちなみに、夏休みなど通常の長期休みの際も、お子さんを連れてきていいことにしています。普段はライブラリで本を読んだりして、みんな思い思いに過ごしていますよ。

お昼には、カフェで子ども用のランチを用意してもらっています。大人用とは違う内容で、子どもが喜びそうなスペシャルメニューを考えてくれていて、スタッフにも子どもたちにも好評です。

こうした対応が可能になったのも、移転して広いスペースができたおかげです。スタッフにとっても、移転でより働きやすい職場になったといえるかもしれませんね。

 

おのクリニックはこれから、地域との関係でどのようになっていきたいですか

移転してスペースが広がり、できることも広がりました。イベント企画など、地域の方に集まっていただけるきっかけ作りも、皆さんのご意見を聞いたりしながら回数やメニューを増やし、少しずつ定着してきたところです。

これからも、地域の方お一人お一人にしっかりと寄り添い、身体と心を元気にする場としてみなさまの生活の中に自然に溶け込み、必要としていただけるよう、地道な取り組みを重ねていきたいと思っています。

 

取材を終えて

院長の趣味で置かれているという、おしゃれな雑貨や本が並ぶ院内は、あらゆる所に配慮とこだわりが詰まったアートのある空間でした。
お子様向けには絵本やかわいいキッズスペースもあり、夏休みに小学生を対象に木工教室などもされています。

少子高齢化問題は他人ごとではありません。
それを解決する第一歩として、一人ひとりが介護や病気、自らの健康について今より深く知ろうとする事が、とても大切なこと事だと取材を通して実感しました。

気軽に行ける学びの場で、医療や介護をもっと身近に普段の生活から意識していれば、自分や家族の、これから直面する人生の課題にも正面から向き合えるかもしれない、そう思わせてくれる病院でした。