女性応援企業

平村設備工業株式会社

公共施設や大型施設から、ご自宅の水回りまで、「水道」を通してみなさまの生活を支えています。
平村設備工業株式会社
女性応援ポイント
・やまぐち子育て応援企業
  • 業  種 / 建設業(管工事業)
  • 所在地  / 周南市横浜町16-36
  • 従業員数 / 約12名(うち女性約3名)  ※2020年3月時点
  • ホームページ / http://hiramura.ehoh.net

平村設備工業株式会社 専務取締役 金岡麻季さんにお話を伺いました。

どんなお仕事をされている会社ですか?

公共の上下水道施設の工事や大型建築物の配管設備から、ご家庭の水回りのリフォーム、水漏れや詰まりの修理まで、水道に関するありとあらゆる工事を行っています。創業した祖父の代から50年以上、「地域密着」を合言葉に、みなさまの水回りのお困りごとに寄り添ってきました。

急にやってくる水回りのトラブル。誰に頼んだらいいかわからないという方も多いのですが、ご一報いただけたらすぐに対応いたします。

とはいえ、皆さまの普段の生活の中ではあまりなじみがないかもしれません。業種としては大きく言えば「建設業」の一部ですが、「建物自体」を作るのではなく、建物内の「設備」を専門に担当する分野で、「管工事業」という分野に当たります。

 

金岡さんはどのような経緯で入社されたのですか?

今現在の仕事に就く前は、管工事業とは別の業種で働いていたのですが、数年経ち、やはり祖父が起こした会社を継ぐのは私かなと思うタイミングがあり、戻ろうと決心しました。

水道工事などに関する専門知識がありませんでしたので、まずは東部高等産業技術学校で職業訓練を受け、それから入社しました。今から15年ほど前のことです。

 

水道工事というと正直、男性が工事現場で作業をされているイメージが強いように思うのですが、具体的にはどのようなお仕事があるのでしょうか。

確かに、スタッフの大半は男性で、現場作業が中心です。ただ、水道工事と言っても、仕事の内容は実際の現場作業だけではありません。

例えば、ご家庭の工事の場合は、お客様のご要望をお聞きしてリフォームや修理のご提案をする営業のような仕事や、それを図面に起こす設計、設計の前提となる測量、費用の積算、といった多様な準備が必要です。

公共工事の場合も、入札のための細かい積算作業や事後報告のための測量や写真、書類整理などの業務も多くあります。

これら一連の作業をすべてあわせて、私たちが行う水道工事の仕事ということになります。

 

 

どのような方がお仕事をされていますか。

弊社では社員12名が働いており、そのうち3名が女性です。

女性社員は、子育て世代のスタッフも、子育てが一段落したスタッフもいて、世代は様々です。

男性社員は40代を主力として30代も多く、この業界では比較的若い世代が多い方のではないかと思います。工業・商業系の高校や専門学校を卒業して入社し、長く働いてくれるスタッフが多いので、助かっています。

 

勤務時間は、平日は早出で8時から、遅出で8時30分からで、それぞれ5時までです。土曜日も勤務がありますが、状況に応じて当番制で回しています。

 

働きやすい職場環境を整えるために力を入れているとのことですが

先般、社会全体の働き方改革の流れを受けて、就業規則の見直しを行いました。

時間単位で有給休暇を取得できる仕組みを導入し、活用していただけるよう徹底しました。これまでなかった介護のための規定や、産休育休に加えて妊娠出産や子育てに関するその他の規定も設けました。

私が出産する前までは産休・育休に関する規定もなかったのですが、これからの時代は、今いるスタッフに長く働き続けてもらえる環境を整えることはとても大切です。今回の見直しに限らずこれからも、働く方に合わせて柔軟に対応し、育児や介護などと両立しながらでも働きやすい会社にしていきたいと考えています。

 

御社の中で女性の力を生かしていくということについて、どのようにお考えでしょうか

私自身、入社して初めの2年ほどは現場に出たりもしましたが、資材は重いし、力仕事も多く、女性が担うには正直難しい部分があると感じました。

でも、同時に、現場工事以外の仕事は女性でもできることに気付いたのです。

公共工事関係は入札や事後報告の書類がたくさん必要なのですが、見積もりや測量、現地確認など現場作業以外のことは、水道工事に関する知識さえあれば女性でもできます。

単に男性スタッフに偏っている負担を減らして業務を平準化する以上に、細やかな作業が得意な方が多い女性に対応いただければ質も向上するかもしれません。

また、個人のお客様の場合はより大きな効果があります。お客様の多くは、台所や水道を使われる機会が多い女性の方ですので、使われる方の目線で女性スタッフが一緒に考えご提案できれば、お客様にも喜んでいただけます。

私たちには、女性に力を発揮いただきたい場面はたくさんあります。これからもっと女性スタッフを増やし、より専門性のある業務で活躍していただきたいと思っています。

 

 

最後に、働くことに関心をお持ちの女性に向けて、メッセージをいただけますか?

私たちは、これからもっと女性に力を発揮してもらいたいと思っていますが、実際、一般事務を行うスタッフとして入社し、働く中で専門知識を学びながら工事以外の仕事全般を引き受けてくれるようになった女性社員が既に一人います。図面作成をしたり、水道局との橋渡しをしたりと、今では彼女がいないことなど考えられないくらい、会社全体の仕事を支えてくれている存在です。

彼女は、自分で意欲を持ち、わからないことはどんどん調べてこちらに提案をしてくれたりもします。彼女のように、主体的に「やってみよう!」と興味を持てば、その先はどんどん広がっていくと思います。

私も働きながら2人の子育てをしているので、育休後の仕事復帰の際は、家庭と両立できるのか不安でした。久しぶりに働くことへの不安な気持ちはよくわかります。だからこそ、向上心と興味を持って仕事に取り組んでみてください!きっと周りも助けてくれますよ

 

取材を終えて

水道工事の会社がどんな仕事をされているのか、うかがう前はイメージがあまりわかなかったのですが、道路の下の管から家庭の台所まで、対象範囲は多岐にわたることがよくわかりました。特に最近では、デザインや使い勝手など、家の作りに関心を持たれる女性も増えてきています。女性の視点を生かせ、女性が活躍できる仕事は、私たちが思う以上にいろいろな業種に広がっているのだと思いました。先入観を持たずにいろいろな会社の仕事について知ると、新しい発見がたくさんありそうです。