株式会社 ビークルー エッセ


・やまぐち男女共同参画推進事業者
・やまぐち女性の活躍応援事業者
・やまぐち教育応援団
・やまぐち健康経営企業
・やまぐち子育て応援企業
・誰もが活躍できるやまぐちの企業
・やまぐち障害者雇用推進企業
- 業 種 / サービス業
- 所在地 / 周南市新地3-5-18
- 従業員数 / 1,500名(全社) ※2020年11月現在
- ホームページ / http://www.b-crew.co.jp
株式会社ビークルーエッセ 取締役 業務部担当の金澤芳幸さん、業務部業務二課の池苗美チーフ、藤井めぐみチーフにお話を伺いました。
どんなお仕事をされている会社ですか?
ここ周南市を本拠地として、清掃や設備管理を通じて快適で安心な施設環境を提供する会社です。
中心的な業務である清掃管理業務には、いわゆる日々のお掃除である「日常清掃管理業務」と、ワックスがけやガラス清掃など一定間隔で実施する「定期清掃管理業務」とがあります。
清掃管理を行う施設は、工場やオフィススペースだけでなく、一般のお客様が利用する公共施設や病院、スーパーマーケットなど多岐に渡ります。大竹から北九州までの本社管轄エリアだけでも300〜350ヶ所の清掃を受託していますので、当社が清掃しているところを目にされたことがある方も多いのではないかと思います。
その他にも、空調システム等の制御や安全点検などを行う設備管理業務、施設の安全確保をする保安・警備業務や、公共施設の指定管理業務もしています。身近なところでいえば、光市にある冠山総合公園の管理運営も任されています。
周南本社の他に、東京・大阪・広島・福岡にも支店があり、全国をカバーできる体制を構築しています。ここ本社には現場に関わる営業や業務の他に、間接部門の財務・経理、総務、人事、品質管理室、社長室があります。
どのような方が働いていらっしゃいますか?
従業員は会社全体で約1,500名おりますが、約8割が清掃管理業務を行うパートタイムの方です。当社では清掃スタッフのことを「キャスト」と呼んでおり、トイレ清掃時の立ち入りの関係から、特に女性に多く活躍してもらっています。
男性は特に設備管理業務や環境衛生管理業務などに多く在籍していますし、男女ともシニアの方も増えてきています。
数年前からは、ベトナム人技能実習生を受け入れ始めました。外国の方は、はじめは習慣の違いから戸惑う場面もありますが、みな勤勉で、説明すればわかってくれます。日本語の研修も力を入れていますが、現場には日本人とペアを組んで入ります。これは、現場では顧客や一般のお客様の応対をすることもありますので、言語面でのフォローや不測の事態に対応できるようにするためです。
また、当社では様々な障がいのある方も現場で活躍してくれています。
女性も男性も、年配の方も若い方も、そして外国の方、障がいを持つ方など、「ダイバーシティ」を大切な価値観として考えています。
キャストさんの勤務時間などについて教えてください。
日常清掃の頻度や時間帯、所要時間などは、現場によってさまざまに異なります。
一般のオフィス清掃では、週3回程度、始業前の朝7時から作業を開始することが多いです。朝が早いため、働く方は子育てが一段落した世代の方が多いですね。
公共施設やスーパーなどは日中の時間帯で子育て中の方にも便利ですが、頻度は週4~5回と、オフィスより少し多いかもしれません。病院などは午前中から夕方まで丸1日かかるところもありますし、施設の規模によって、ひとりで行う小規模な現場もあれば、複数人で入る現場もあります。
募集は現場ごとに求人を出しています。最近はインターネットの求人情報サイトに掲載することがほとんどです。
現場ごとの雇用契約になりますので、現場によっては週1回2~3時間程度などの条件で働くことも可能ですし、複数の現場を掛け持ちしてしっかり稼がれる方もいます。キャストさんから働きたい時間や環境などの相談を受け、希望にかなう現場があれば紹介もしています。多くのキャストさんが地域にいますので、ご都合や体調不良などで休むことがあっても、他の人にフォローに入ってもらうことができますし、反対に可能な時はフォローに入ってもらう場合もあります。
働く頻度や時間の選択肢が非常に多く、働き始めても状況によって柔軟なフォローがある環境で、キャストさんたちにとってはとても働きやすいと感じていただけているようです。
これからもキャストさんがより働きやすい環境になるよう努めていきたいと思っています。
取材を終えて
ビークルー エッセさんが管理する清掃現場には、公共施設やスーパーマーケット、ショールームなど私たちが普段から利用する施設がたくさんあり、実はお世話になっていたんだなあと施設管理の仕事を身近に感じながらお話を伺いました。清掃業のイメージを変えるために刷新された「キャストさん」という清掃スタッフの呼び方や、現場によって色やデザインが異なる制服などから明るい雰囲気が伝わってきます。
取材にも率直にお話しくださり、社員やキャストさんとも打ち解けて会話される様子から、普段からオープンでコミュニケーションの良い職場なのだろうなと思いました。