女性応援企業

TDパワーマテリアル株式会社

高機能素材「窒化アルミニウムセラミック基板」の市場において、世界シェアNo.1を目指して拡大成長中。日本の最先端テクノロジーを活用したパワー半導体や省エネ分野などの様々な産業を、ここ周南から支えています。
TDパワーマテリアル株式会社
女性応援ポイント
・しゅうなんイクボス同盟
・やまぐち男女共同参画推進事業者
・働きやすい山口の企業
・やまぐち子育て応援企業
  • 業  種 / 製造業
  • 所在地  / 周南市三笹町29-17
  • 従業員数 / 69名(うちパート約20名) ※2020年4月現在
  • ホームページ / https://www.td-power.biz

TDパワーマテリアル株式会社 業務課 チームサブリーダーの松元渉さんにお話を伺いました。

 

どんなお仕事をされている会社ですか?

当社は、2007年に「窒化アルミニウムセラミック基板(白板=しらいた)」の製造販売を行なうために、株式会社トクヤマとDOWAメタルテック株式会社の合弁会社として設立しました。2008年4月に操業開始して、13年目を迎えた新しい会社です。株式会社トクヤマグループの会社になります。

窒化アルミニウムセラミック基板は、様々な産業の電子部品の一つとして利用されているとても重要な素材です。

会社設立以来、製造設備の改造や作業改善等、さまざまな改善の積み重ねにより、生産量を伸ばし続けています。今後も、持続的な需要拡大が見込まれおり、市場のニーズに対応し、更なる事業拡大を図るため、現在、第二工場を建設中です。

 

具体的にはどのような仕事があるのでしょうか?

製造ラインは24時間365日稼働しているため、製造現場で働くオペレーターは三交替勤務です。製造ラインの他には、品質保証や技術、生産管理などの間接部門で働く社員もいます。

また、高い信頼性が要求される電子機器の基板に使われる製品の特性上、品質確保はとても大切です。出荷前には、全数目視で外観検査を行ないます。

外観検査業務の一部を周南市内の会社に業務委託していますが、弊社独自にも、工場周辺にお住まいの子育て中の女性を中心に10名ほど検査スタッフとして採用しています。それでも生産量の増加に検査が追い付いていないのが現状で、今後の生産拡大の予定もあることから、さらに追加で雇用したいと考えているところです。

外観検査業務はどのようなことをするのですか?

当社の外観検査業務は、空調の効いたクリーンな検査室内での作業です。

製品1枚1枚を、拡大鏡を使ったり、蛍光灯や特殊光を使い分けたりして、外観を目視検査していきます。金属を接合した回路基板に大電流を流した時、微細なキズや針で刺したような小さな穴の部分が起点となって絶縁破壊を起こして基板が壊れる原因になりますので、検査は品質に関わるとても重要な仕事です。

検査が初めての方には、まずはサンプルを使った模擬検査でしっかり練習していただき、実際の製品は検査資格の認定が取れてから扱っていただきます。検査の内容によっては、認定を取るまでに1〜2ヶ月かかるものもありますが、しっかり丁寧に教育しますので安心していただけると思います。

検査の質を保つためには、心身共に健康な状態で臨んでいただくことも大切です。そのために、作業の合間にも疲れたら休憩を取っていただくことができますし、体調が悪いときには、無理をせずに帰っていただくこともあります。

当社の製品は、使われている場面を実際に見ることができないため、具体的なイメージをもちにくいかもしれませんが、重量物を扱う作業もなくクリーンな環境で、黙々と自分のペースで作業ができるような仕事を探している方には最適な環境だと思います。

勤務時間などについて教えてください。

会社の勤務時間は8時30分から17時30分までで、土日祝日は基本的にはお休みです。

パートタイムには、フルタイムパートと短時間パートがあります。短時間の場合は9時から15時までの方が多いですが、ご事情に合わせて少し早めに出勤して早めに帰るといったように勤務時間をずらしていただくこともできます。小さなお子さんがいる方が多いので、お子さんの病気などで突発的に休むことにも理解がある職場だと思います。

また、福利厚生の制度が整っており、交通費がしっかり出るのはもちろんのこと、年次有給休暇も取りやすい環境です。また、短時間パートで入った後、希望があればフルタイムパートにもなれますし、社員になってさらにキャリアアップしていただくことも可能です。

一般の方にはなじみのない製品を作る会社で、とっつきにくいかもしれませんが、温かい雰囲気の働きやすい職場です。ぜひ一人でも多くの方の力を借りて白板の製造を増やし、日本の最先端テクノロジーの基礎の部分を支えていけたらと思っています。

 

<もう少し詳しく知りたいリケジョのあなたに!!>

電子化された社会を支えるすごい素材:窒化アルミニウムセラミック基板

当社の窒化アルミニウムセラミック基板は、株式会社トクヤマの焼結性に優れる窒化アルミニウム粉末を原料とし、また、株式会社トクヤマから導入した窒化アルミニウムセラミック基板の製造技術をもとに製造する、手のひらサイズの薄くて平らな板状のものになります。

熱伝導率が高く(熱をよく伝える特性)、電気を通さない絶縁性をもつ高機能な素材で、高放熱性や高耐圧性の特性を活かして、産業用ロボットや工作機械、電鉄(新幹線など)、電気自動車、太陽光発電・風力発電などのパワーモジュールのインバータ回路に不可欠なキーパーツ(絶縁放熱基板)として使われています。また、省エネルギー効果が期待される自動車のヘッドライト(高輝度LED照明)やスマートフォンにも搭載されているようです。

取材を終えて

「窒化アルミニウム」「白板」といった聞き慣れない用語をご説明いただくところから取材は始まりましたが、とても分かりやすく教えてくださいました。お話を伺った松元さんをはじめとして別の業種から転職してこられる方も多いそうで、この業界のことは、実は社員の方も入社して初めて知るようなことも多いそう。よくわからないからと応募を思いとどまることはないのだと思いました。

また、日本全国の様々な最先端の分野にここ周南で生産された小さな板が使われていて、今後さらに生産が増えるということで、ちょっと誇らしくも感じることができました。